皆さんこんにちは!本能の女飯です。
今回は新大久保に11月にオープンしたばかりの四川料理店「川覇王(SENPAO)」をレポートします!
川覇王ってどんなお店?
新大久保駅より徒歩1分。改札を出て横断歩道を渡ってホントにすぐのビルの地下1階にお店はあります。
階段を下ると広々とした空間が。自然にソーシャルディスタンスってやつが取れちゃいます。
注文はタブレットから。中国語と日本語が入り混じったメニューにワクワクします。どんな料理かよく分からいのもまた想像するのが楽しくて、それに店内にいるお客さん・店員さんが99%中国の方という状況が加わり、中国にプチトリップした気分になれちゃいます。
外の看板を見た感じだと四川料理の定番「毛血旺」や「水煮魚」「烤鱼」がおすすめみたい。ザリガニやウサギを使った料理もしっかりあります。

メニューがとっても多くて迷っちゃいますが、ストイックに四川料理だけ提供しているあたりが推せます。
鄧小平の大好きな成都風角煮(1,080円)

完全にネーミングに惹かれて注文しちゃいました。湖南料理の「毛沢東が愛した豚角煮」は知っていましたが、「鄧小平の大好きな成都風角煮」だと…?鄧小平…?

説明しよう!鄧小平(とう しょうへい)とは中華人民共和国の政治家。毛沢東死後の最高指導者で、改革開放や一人っ子政策を行った人だよ。
そんでもってお味の方は、一口サイズのほろっと柔らかな角煮が四川のスパイス唐辛子や花椒で味付けされています。うん!確かに成都風です。
見た目からしてギュッと固い角煮かなと思っていたので脂ののった柔らかな食感にびっくり。花椒をしっかりと感じられるあたりが、湖南料理の角煮とのはっきりとした違いですね。肉の脂身も花椒の爽やかな香り(あと下にひいてあるレタス)のおかけで「うぅ…脂っぽい…重たい」みたいにならずに最後まで美味しく食べられました。
川覇白身魚の秘製スープ煮込み(川覇秘製水煮魚/3,880円)

ではでは、本日のメインを。お店の推しに水煮魚があったので注文。しかもなんてったって“秘製”だからねッ!
他に同じ白身魚を使った系の料理だと「川覇王酸菜魚(四川の酸菜という青菜の漬物を唐辛子や花椒で煮たもの)」「川覇沸騰魚(見た感じこちらは唐辛子どっさり)」「川覇麻麻魚(こちらは花椒がどっさり)」があります。

基本的にランチタイムなどではない場合、これ系の料理は大皿で提供されると思っていいかもです。これで恐らく3~4人前。混ぜてみると焦がした油の香ばしい香りが、た、たまらない~~~~!!
唐辛子、花椒はもちろん、大きめの白身魚、もやし、青菜、パクチー、そしてたっぷりのスープ。
スープだけ頂いてみると、お!意外や意外、マイルドです。お、でもピリッと唐辛子、痺れもキタキタ!ていうかなんだこの旨味は!なんでこんなに美味しいんだ!秘製スープ、恐るべし…。

ここまで大量の花椒を使用しているのに苦みや酸っぱくなることもなく、とても上品な香りと痺れが口に広がります。
そしてもう一つとても驚いたのがこの白身魚。臭みが一切なく、ふわふわで脂が乗っていて、口の中でほろほろと崩れていきます。
もともと海から離れている四川省では「魚料理」となると川魚を使うのが一般的だそうで、唐辛子や花椒などを大量に使う理由は臭みを消すためというのもあるのではないかなと。でもこの魚、そもそもの質が良さそうなんですよね。(はっきりは分からないのですが、鱈みたいな味です)

お米と一緒に、中華麺も入れたら絶対美味しいな~~
成都名物パンケーキ(2個以上の注文から/1個380円)

デザートメニューもいくつかあったのですが、ど~~~しても気になってしまったこちらの料理。
もちもちした生地に甘い具材が入っているのかな~と思いきや、ん!?搾菜(よくランチについてくるピリ辛搾菜みたいな)と砂糖で味付けしたようなそぼろ!?
ちょ、頭がパニックっす。これ正解なのよね…向うだと普通なのかな…。誰か教えてーーーーー!
まとめ
冷やしトマトの砂糖和え(これめっちゃ好き) 謎すぎたプリン
大久保エリアは中国料理のお店が多いですが、その中でも四川料理に特化した料理を食べることが出来る貴重なお店。しかもかなり美味しくて、誰かに勧めたい、また必ず行きたいお店です。

最後まで読んでいただきありがとうございました!ではまた次の投稿で🖐✨
川覇王(SENPAO)
東京都新宿区百人町2-4-2 ビルやまきB1
TEL:03-5358-9993
・四川料理に敏感な四川料理ラバーの方